「家族に内緒で転職活動をするなら、すべて携帯に掛けるよう頼んでおいた方が良い」という話をします。私が採用を逃した失敗談ですが、誰にでも起こり得る話です。
それは、妻が間違って私の応募した会社からの採用通知を、思い切り突き放したこと。
ブログでも書いている通り、私の転職活動は妻からのプレッシャーに耐え兼ねる酷い時期がありました。そのため、一切の就活情報を家族に隠して行動したことがあるんですね。
新しい職場探しの相談もしない、どの会社に面接に行ったかも伝えない。こんな感じなので、穏やかな仕事探しに変わっていきました。私も「家族に言わない方が就活は気楽」と思ったほど。
その矢先の出来事。ある時、妻から次のように言われたんですね。
「変な電話がアナタにかかってきたけど、通販詐欺っぽい電話だったから言い返してやった」(私が気弱なので、こういったセールスの電話は妻が断ってくれてます汗)
たしかに我が家は、頻繁にセールスや営業の電話が掛かってくるので、この時も「ふーん」で済ませていたのですが。
しかし社名を聞いてみると、私が応募した会社名だったのです。血の気が引く思いをしました。
妻に知らせていなかったせいで、採用予定の会社からの通知が無くなった
ちょうど応募していた会社が、「○○通販」という通信販売の営業を扱った企業だったんですね。社名から勝手に妻が「通販の押し売りだ」と判断してしまったというオチです。
「○○通販ですが、ご主人の○○さまはいらっしゃいますか?」というフレーズ。紛らわしいと言えば紛らわしいのですが、これで妻のスイッチが入ったわけです。
面接終了時に、「採用の場合はお電話させて頂きます」と言われていたので、まさにそれだと思ったのですが・・。ふつう不採用は封筒で来ますし・・。
時すでに遅し。折り返して通販会社に電話をしても、妻がこっぴどく応対したせいか「不採用のお知らせを・・」と歯切れの悪い応答しかくれませんでした。
「うわー・・やってしまった」と思いましたが、妻も妻でかなり言ったそうで。「個人情報を集めて売りつけるようなことをしないで下さい」みたいな感じで。おばちゃんの怒りですよね(笑)
実際、この企業も多少なりとも個人情報は扱って商売しているわけですから、妻の対応が気持ちのいいもので無かったのは容易に想像できます。それが、採用から不採用に切り替わったようです。
これくらいで不採用にならないだろうと思いましたが。やはり妻の言い過ぎは良くない。
「採用の場合のみお電話では?」とは聞いてみましたが、「ちょうど他の人材が埋まってしまった」と返されるなど明らかに妻の電話が原因・・。こんな失敗談です。
家族に隠して就活をするなら、電話は携帯のみ教えておくべき
私も、携帯を教えておいただけで連絡がつかなければ家にかかってくることは想定しておくべきでした。ちょうど私が電話に気づかなかったことで、タイミングも悪かったんですけどね。
次のような対策を取っておけば、少なくともこんな凡ミスは起こらなかったと反省。
- 妻に面接先の会社名を伝え、電話が来るかもしれないことは伝えておく
- 電話をかけてもらうなら、携帯電話のみを教えておく
- 出なかった場合、家電話にかけてもらわず、必ず折り返す旨を伝えておく
こういう感じでしょう。ふつう、携帯に反応が無かったらそのまま家にかけられて当然です。企業も少しでも早く連絡を取りたいですから。
ただし、一般的な求人を通して面接を受けると、こちらから連絡してもらう方法までの指定はすごく面倒ですよね。
企業側に伝えられたらいいのですが、「かけちゃダメな電話がある」などひと手間がいる人材と思われます。
そのため、家族に内緒での求人利用をすることがあるのであれば、派遣もしくは転職エージェントを使うことをオススメします。企業と求職者の間に、アドバイザーなど仲介人がいると交渉もラクになるからです。
「電話は家族にバレたくないので携帯のみでお願いします」など、当たり前のように意図を汲んでくれますから。
私も前述したようなトラブルは、DODAエージェントを使うようになって心配がなくなりました。
40代の転職には、色んな事情があります。周りに心配させたくない気持ちや、年齢的にガヤガヤ言われたくないなど私も経験したので痛いほど分かります。
「こっそり転職活動できる場所」というのも、40代就活に対する負担を軽くするものなのでぜひ仲介求人サービスを活用することをオススメします。