人間関係、職場内での悩み対策

やりがい搾取する企業とは徹底して戦え!【40代社畜の体験】

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やりがい搾取する企業との戦い方」についてお話します。

私は40歳まで勤務していたスーパーを廃業リストラで去りましたが、別スーパーに就職出来ました。(参照:40歳で仕事を失った後の就職)

 

新しいスーパーでは、「人生のやり直しの意味を込めて全力で働こう」と決めたのですが・・。ここはブラック企業型のスーパーで、やりがい搾取が横行していたという不運。

例えば早朝6時出勤、退社時間も遅く22時くらいのこともしばしば。妻からは「もう少しだけ早く帰ってきてねー」と言われますが、なかなか厳しい状況が続きました。

 

「職場内の空気もおかしい」と思っていたら、ほぼ9割のスタッフが大事にしている信念が「やりがい」という企業。まさに、「やりがい」に搾取された社畜状態。ここをどう戦ったのかまとめます。

40代は「やりがい搾取」を絶対に受け入れてはいけない!

語弊のないよう言っておくと、私は「やりがいを持って働くこと」を否定しているのではありません。40代という時期に、やりがいに比重を置き過ぎて契約内容を無視して働くことに問題があると思っているのです。

まだ20代なら社会も知らず、周りの流れに対して「こんなものだろう」と受け入れることは当然あるでしょう。しかし私は40代です。

 

会社に良いように使われて、「やりがい」のためだけに働くことはリスクになります。身体を労われば、資本である身体は壊れやすくなる。家族との時間も取りずらい。

実際、私はここで働く間は家事などは妻に任せっきりで、かなり家庭内の空気も悪くなっていました。

 

体力も落ちてくる時期ですから、「やりがいだけ」で突っ走ると身体に必ずガタが絶対に来ます。これらのことが、40代はやりがい搾取を受け入れてはいけない理由になります。

 

「お客さんの喜ぶ顔を見る」という幻想を捨てる方向へ

早い時だと、朝6時から出勤していると書きました。パート・バイトさんはさすがにこの時間にはいませんが。正社員として働いているメンバーが、準備に追われ出て来ていました。

バイトが辞めていった時期などが重なり正社員でカバーということになったのですが・・。誰もこの状況をオカシイと言い出さなかったんですね。

 

ふつうに考えて、朝6時に出勤して準備しないといけないスーパーなんておかしいわけです。しかし、社員たちの気持ちはこういう時に一丸となっていました。

お客さんの喜ぶ顔が見れないと頑張れないよね」と。

 

まともなことを言っているようですが、スーパーの職務上そこまでお客さんが喜ぶ顔なんて見れないわけです。スーパーで喜んで買い物をしたことのある人なんて子供くらいでしょう。

私は、「現実的に考えましょうよ」と周りにそんな状況があるわけがないと訴え続けながら働いていました。次第に、この状況から少しずつおかしいと思う人が出てきて、6時出勤を7時や7時半に変えていったのです。

 

それでも早いんですが。。妻も6時出勤よりは、7時出勤になった方が安心してくれましたね。やつれていく夫を見るのも、ツラいものがあったようです

 

「長く働けばその分だけ経験が積める」という思い込みは無くした

また、遅くまで働いていたので退社時間が22時なんてこともよくありました。出勤が朝の6~7時からなので、酷い勤務状況です。これについても、やりがいという言葉は飛び交ってました。

多かったのは、「長時間労働ではあるけれど、その分だけ実践的に学ぶ機会が増える」という考え。まさにやりがい搾取なんですが・・。

 

「学べることにやりがいがある」というより、無理やりこじつけている感覚です。もうそういうことを思うしか、モチベーションを維持できない社畜になっていくんですね。

私自身は、疲労とストレスの中では吸収できることも少なくなると思いますし、何より長時間=経験値が貯まるとも思えず。仕事後のスタッフを見ても、死んだ顔ばかりでした。

 

私は、じぶんの身を守るため「経験になるのはエネルギーが十分にあるときだけ」と心に決めて働いてました。

そのため適度に早く帰る予定を伝える日を作り、「やりがい」からは逃れていきました。洗脳に近いのですが、実際にこういう職場はあるんです。

 

結果的に辞めたけど、「やりがい搾取は40代の働き方じゃない」ので悔いは無し

こういう職場環境だったので、私は辞めることを決意しました。搾取されないように心を強く持っても、周りの視線やどうにもならない無力感に苛まれたからです。

「やりがい重視」とは20代の働き方で、コスパよく稼がないといけない40代には不向きの仕事観だと私は思ってるんですね。もちろん、40代でやりがい重視の方の働き方を否定はしません。

 

ただ、じぶんだけの身体なら良いですが、家族がいたり子供がいたり。親の面倒を見なければいけなくなるかもしれない近未来を想定すると、酷使される労働はどう見てもマイナス。

ぜひ、職場環境がおかしいと思えばさっさと転職するといった対策を打つべきです。私は派遣会社や、転職エージェントなら、職場環境の問題も事前に知らせてもらえるので都合がいいのでオススメしています。

 

もし今、やりがい搾取で苦しむ40代の方がいるなら、職場を見直すことから始められてみてはいかがでしょうか。

40代の私が実際に利用した求人サイト&転職エージェントまとめ

40代に入って就活に利用した、求人サイト&転職エージェントをまとめました。私が実際に使った上で紹介しているので、参考にして頂ければ幸いです。

DODA

① 「求人の豊富さ」+「経験豊かなアドバイザー」の組み合わせが40代には効果抜群でした。相談できる方がいると、一人で問題を抱え込まずに済みます。

② 「40代の転職者は多い」と聞き励みにもなりました。給料もしっかり保証された求人を教えてもらい、年収が下がる不安を取り除いてもらえました

③ 履歴書・職務経歴書についても、40代転職に向けたピンポイント指導がありました。企業とDODAの繋がりがあるため、企業別に対策してくれます。

 

 

【ひと言メモ】44歳で希望した営業職に採用され、今も働けており大満足の1位です。サイトの雰囲気から多少のハードルを感じましたが、実際に使うと一般的な求人サービスで安心できました。

リクナビNEXT

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② 「非公開求人」を利用したかったのと同時に行った、スカウトメールへの登録も利用して良かったです。「スカウト+非公開」を駆使すればさらに仕事の幅が広がります

③ 41歳のころに活用した際には、短期間で3社からの内定が出ました。求人が多いため、状況次第でトントン拍子に仕事が決まる実感を得ています。

【ひと言メモ】40代でマーケティング・営業・ドライバーという3業種から内定が出たのは自信になりました。未経験だったのですがスカウトが来るので面接に行くと、内定が出たのは驚きました。

リクルートエージェント

① 「転職成功実績ナンバー1」と確実なる成果を上げています。実際に使ってみると、確かに仕事が早くスピーディーに提案されます

② 「求人だけのリクナビ」だけでは仕事探しが難しいという人は「アドバイザー」を付けるべきです。リクルートアカウント1つを使いまわせて便利ですよ。

③ こことは別の会社で内定が出たので、登録して相談&お話を伺っただけの利用でした。それにも関わらず、就職を喜んでくれたスタッフさんが気持ちよかったです

【ひと言メモ】アドバイスも的確で、丁寧な対応を受けています。もし利用する時期が違っていれば、リクルートエージェントで就職していてもおかしくなかったと今も思います。

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