「応募に迷う企業が、ネットでブラックと書かれていたらどうすべきか」というお話をします。
タイトルだけを見ると物騒な話ですが、何気なくネットで私の勤める会社を調べていると、「ブラック企業」と書き込みされているのを発見しました。
内容は、「営業の賃金が出来高にしては安い」、「成果を挙げられなければタダ働き同然」みたいな内容。現場で働いている身としては、確かに出来高ではあるものの書かれている内容ほどの問題があるとも思えず。
私に取っては、別に問題の無いふつうの会社であると感じています。ただ、このネットの書き込みを見ていて思ったのは「ブラック企業」の定義が人によって曖昧過ぎるということ。
書き込んだ人はどなたかわかりませんが、「出来高における賃金」に不満を持った人なのは確かでしょう。私は、営業未経験で入ったので出来高の相場を知らないだけかもしれませんが。
逆に、以前ブラックと感じた早朝出勤、遅い退勤のスーパーの方が真っ黒な会社だと言い切れるほど。しかし、このブラック問題。じぶんなりの定義を持てば大丈夫なんです。
じぶんに取ってブラック企業と感じる基準を明確にしておく
40代にもなると、どういう環境がじぶんに都合の良い(悪い)職場か分かりますよね。何に対して理不尽を感じたり、やる気を失うのか。これを明確にしておく必要があります。
私なら
- 極度な早朝出勤、遅い退勤はぜったいにあり得ない
- サービス残業はあっても仕方がないが、常態化している会社はおかしい
- 妻の都合によって早く帰ることも場合によってはできる環境
こういったところです。
そのため、ネットに書かれた「出来高の支払いが安い」という問題は私に取ってはほぼ気にならないレベル。成果が悪くても、保証される最低給料があるので不満は今のところありません。
このように「独自の線引き」をしておくと、何かの拍子に他企業と比較して「じぶんのところはブラックだ」と騒がずに済みます。
100%すべてが揃った会社など存在するわけがないので、しっかりと前を向いて「じぶんは〇〇の条件があれば大丈夫」と確認しておくことが重要だと言えますね。
それにしても、私はどれだけ妻の顔色を窺っているんだという条件ですね(苦笑)
第三者が感じるブラックと、個人が感じるブラックを同一視してはダメ
以前に書いた私が利用したエージェントDODAについても言えますが、上手く就職できたことで良い評価をする人もいれば、その逆もいるわけです。
私も44歳と高齢でDODAから良い職場を教えてもらえたので評価していますが、もし上手く行かなかったら「あそこはダメだ!」と言っていたかもしれません。
こうやって常に第三者の意見が、ネットには匿名で寄せられ続けることを意識する必要があります。当たり前ですが「個人的な意見」が書かれていると読み取ることが重要。一般論として見てはダメです。
そして、評判の悪いところやブラックと言われる会社は、ネットに書かれる前に潰れているわけですから。私は、こういった事例から情報の鵜呑みは怖いと感じています。
特に40代になると慎重になるがあまり、企業を先回りして調べに調べますよね。しかし、そこで「100%いい会社」と褒めたたえられる会社なんて逆に怪しい(苦笑)
まずは、企業にコンタクトを取りじぶんの目で確かめる。これが40代就活の大事な行動です。もし、企業を実際に見た人から直接話を聞きたいなら派遣会社やエージェントを通すのも手。
担当者の方は、実際に企業に足を運んでいるだけあって「どんな人材を求めているか」や、「働いている人たちの特徴」なども教えてくれますので。
私も個人的に利用してよかったDODAをオススメしていますので、これもまたネット上にある一つの意見として参考にされると良いですよ。