「介護は40代からの転職に向いている」という話をメリット・デメリット付きで解説します。
40代から転職をされる方で、「介護業界」を視野に入れる方もいますよね。何を隠そう、私も入職こそしていませんが介護事業所から内定をもらった経験があります。(41歳のころ内定を頂いています)
また、私の母親はむかし50代で介護業界に飛び込みました。親族にも何人か介護関係の人がいるので、私自身が働いてはいないものの事情には詳しいです。
ただ介護業界に40代以降で転職できるといってもメリット・デメリットが分からないと応募するのも怖いですよね。そこで、私が知っている限りの情報についてまとめています。
40代から介護業界に入るメリット・デメリット
これからお伝えするメリット・デメリットは一般的な話ではありません。
「40代転職ブログ」なので、40代以降の方が特にチェックされるべき点をまとめました。
介護転職のメリット
★利用者とのコミュニケーションが取りやすいため、評価がすぐに上がりやすい
40代以降で介護の現場にいると、対応する利用者の年齢が若者より近くなりますよね。私の母が50代で入職できたのは、年齢が利用者に近くなるだけコミュニケーションが取りやすいという理由で採用をされていました。
20~30代の若者だと、かなり上の世代の方と話すのでそっけなかったりするそうです。実際、私の祖母も老人施設に入所していますが、会いにいった時には40代以降の方と楽しそうに話しているのを見てきました。
スタッフさんから見ても、自分たちの親世代よりちょっと上くらいで話も分かるのでしょう。
「年齢を重ねるだけ不利」という概念の存在しない転職となるので、年齢が高い分だけ有利になるということですね。
★無資格・未経験から始められる仕事だが、しっかり資格で上積みできる
またスキルや資格といったものが無くても、場所によってはいきなり働けるのも魅力。仮に資格が必要だとしても、初任者研修(元ヘルパー2級)という資格を取得すれば働けます。
取得も短期で取れるので、長い時間をかけなくてもいいということです。
転職サイトによっては、入職後に資格取得を応援してくれるところもあるので、狙って見るのもありかと。私もエージェントで介護を勧められた際には、資格は働きながら取る人が大半だと伺いました。
給料査定にも響くので、「お金のためなら」と頑張り甲斐は生まれますね。さらに介護福祉士などになると、プラス査定で給料が無条件にアップなど美味しいと私は思っています。
★安定した業界ゆえに、失職の恐れが一気に減る
また雇用不安の時代に、介護という業界は非常に強いです。利用者である高齢者は、これからの時代「減るどころか増える一方」なので。もはやバブルと言っても過言ではないくらい。
巷ではロボットが仕事を奪うなどとも言われている業種がありますが、介護はコミュニケーションが重要な仕事なので失職の恐れもありません。人工 ロボットに介護されて喜ぶ利用者はいないですからね(笑)
リストラ経験をした私だからこそ思うのですが、仮に失職してもすぐに次の職場があるというのはメリット以外の何物でもありません。
介護職のデメリット
★夜勤をしないと給料が安い
介護業界は、給料が安いと言われている業種です。そのため、夜勤をして収入の底上げをしている方が多いんですね。私の母親や、周りで介護をしている方は基本的には夜勤のある職場にいます。
デイサービスなどだと、どうしても40代の給料としては安い状態になるとのこと。私も介護を転職中に勧められた時には、夜勤のある施設をプッシュされていました。
お給料はそれなりでもいいという方は、昼間に限定して働かれているようです。ここは好みで変えられるので、自己判断が必要です。
★資格取得するつもりの無い人は厳しい
介護は述べたように資格社会です。「介護福祉士」といった資格を取るには、勉強する必要もあるんですね。そのため、勉強して資格を取ろうと思える人でないとしんどいかもしれません。
介護業界で働く方は、基本的に収入をアップさせたいと思っている方が多いので、職場内でも資格を取りに行かない人の方が少数派になるとのこと。介護福祉士くらいは勉強するつもりで入職した方がベストです。
勉強嫌いな方、介護資格に興味がない方はお気を付けください。ちなみに、私の母でも介護福祉士の資格は持っているので勉強すれば年齢に関係なく受かるはず。
★「軽度」の肉体労働が出来ない方
40代くらいだとまだですが、やはり若い時に比べて身体の状態が悪い方もいますよね。腰痛持ち、筋力の衰えといったことがあると厳しいと感じることもあるかと。
私が祖母に会いに行くと、施設の職員さんが「車いすへの移動介助」などをされているのを見かけます。幸い私の祖母は歩けるので、全くそういうサポートが要らないのですが。
介護職員さんが言われるにテクニックがあるそうですが、それでも身体は健康であることに越したことはないでしょう。腰痛がある、脚の状態が悪い方などは、避けた方が無難ですね。
まとめ 40代にとっての介護転職はハードルが低くなる
以上を踏まえると、意外と介護の世界は入職しやすいことがおわかり頂けると思います。年齢が判断材料になりやすい転職でも、介護は人物を評価してくれやすいので。
この人なら、お年寄りに優しく接してくれそうとか、頑張って勉強しそうというイメージで採用されます。私も41歳の頃に、介護職の面接を受けて受かっていますが人物評価が大きかったようですよ。(じぶんで言うのも変ですが・・)
結果的に入職こそしていませんが、恐妻からは「夜勤しても昼間寝たら問題ないじゃん」と強引に勧められていましたので・・(汗)
ぜひ介護転職で迷われたら、今回の話を踏まえて検討されてみるといいですよ。