「デスクワークは煮詰まってウツになる」と言ってIT業界を辞めた友人の話をします。
私はスーパーなどで肉体労働をメインに働いていたので、正直デスクワークが羨ましかったので彼の決断には驚きました。
友人いわく、「確かにデスクワークは肉体的には楽」というのですが、作業がはかどらない時などに詰まってストレスが酷いようです。
結果的にウツになり、そのまま辞めて別の仕事を探していたところ「自販機の補充スタッフ」を見つけての就職。40代でも始められると聞いたのでまとめておきます。
けっこう若いお兄ちゃんの仕事かなと思っていたのですが、私共のような中年スタッフも多いとのこと。「40代にこそむしろオススメしたい」と言っていたのは意外でした。
自販機の補充スタッフの業務内容
- 勤務時間 8:00~19:00(残業込み)
- 休憩 昼食1時間
- 月収21万円くらい(地域差あり)
こんな勤務形態で働いているそうです。意外と朝が早いなと思ったのですが、休憩が1時間ほどキッチリ取れるのは助かるとの事。
運転して移動するので、それも含めればそれなりに体力の回復が可能と言っていました。
40代のオッサンなので、商品の補充作業が肉体に厳しいかと言えばそうでもないと言います。彼の場合、デスクワークからの肉体労働なので心配はあったようです(笑)
「自販機の補充業務はブラックだ」というネットでの書き込みなどを見ることもありますが、どんな仕事にでもある範囲のキツさと言っていましたね。
ルートを回って補充はもちろん、売れるために考えて並べる必要があったり。
書店やスーパーなどで、売れるように工夫を凝らして並べますが、販売戦略もしなければいけないのがミソなのでしょう。
私も自販機はよく使いますが、よくよく考えてみるとキレイに並んでいることに気づかされました。うーん・・確かに、知らず知らずに買ってるけどポップが入ってるものとかありますもんね。
自販機への補充業務の良いところ・悪いところ
「ウツ病でも働けるのか」と聞くと、彼なりに補充業務の良いところがフィットしたようです。
身体を動かすことが嫌でなければ、ウツでも大丈夫だと。
良いところ
- マイペースで作業を行えるところ
- 肉体労働は頭脳労働よりも健康にいい
- 残業代も支給される
一人仕事になるので、思っていたよりマイペースで働けるそうで何より。もちろん、1日に決められた台数の自販機を回らないといけないので休憩しまくりはムリなようですが。
身体さえ動かしていれば、ウツになることもないので健康には良いと言っていましたね。ITをしていたころはサビ残だらけの会社だったそうですが、今は残業代もしっかり払われるとのこと。
テキトーに時間を稼いで残業代を貰っていると、残業代の支払い率が高いスタッフとしてマークされるのでわざと遅く働くのはダメと言っていました。
そりゃ残業しないように頑張るのは当たり前ですよ(笑)
悪いところ
- 慣れるまでは筋肉痛との闘い
- 夏場はかなりしんどい
- 自販機を使われているとイライラすることも
やっぱりか・・と思ったのは「慣れるまでは筋肉痛との戦い」になるそうです。体力が元々ある男性ならいいのですが、彼のようにデスクワーク1本だったらキツイようですね。
今は慣れて筋肉痛も減ったそうですが、日によって頑張りまくった時には腕がパンパンになることもあると彼。
何となくわかったのは、夏場はかなり忙しいという話。売れるところだと、すぐ無くなっているので仕事量がハイペースになると言います。
「売り切れ」の表示で買う気が無くなる自販機もありますが、確かに機会損失が大きいですよね。
ちなみに、補充に到着した際に自販機を利用している人がいるとイライラするそうです。「お客さんだから待たなきゃだめだろ」というと、たまに10分くらい自販機前でたむろする主婦層&子連れがいるそうで。
「それは大変だな」としか言えませんでしたが・・(笑)
40代から始めるには、それなりに向いてる自販機スタッフ
売り上げなどで手当てがUPすることもあるようで、頑張るためのモチベーションやインセンティブが整っているのは転職向きでしょう。
40代で彼が採用されているのも大きなところで、運転さえできれば問題ないのも魅力的。
私も営業をしているので、売り上げアップがモチベーションになる仕事と聞いて興味は湧きました。肉体労働は苦手なのですが、こういった仕事もあるのだなと。
コカ・コーラなど大手からの委託業務なので、必然的に大手へ就職したようなものになるのも安心材料になります。気になる方がいれば、リクナビNEXT
やDODA
で探されると良いですよ。
求人も比較的出ている仕事なので、今働いている場所が苦しいなら検討されてみることをオススメします。