「40代でも部署異動はした方が良い」という話をします。
最近、同僚が部署異動の願い届けを出しました。45歳の男性で、私と同じ40代。彼なりに営業職に限界を感じて「企画部」に異動願いを出しています。
というのも、彼は営業成績が振るわず思うような結果が出なかったんですね。そんな時に、この仕事を続けるべきか悩んでおり私に相談が来ました。
その際に、私が彼の話を聞いた限り「部署異動をすればいいのでは」とアドバイスしております。
部署異動を考えている方の参考になればと思い書かせて頂きます。
何でも転職すれば良いという訳でも無い
私自身が転職をして環境を変えて来たタイプの人間なので、「営業に向かない」と相談されたときは転職の道があることも伝えています。
ただし彼の場合、会社そのものには嫌気がさしておらずむしろ「今の職場が好き」という感覚で働いていたんですね。
結果が出ない営業というだけで、今の場所は嫌いじゃない。そう聞くと、無理に転職しなくてもいいのではと私は考えました。そこで部署異動の助言です。
彼自身も営業部は向かないけど「企画部」ならやれそうな気がすると言ったので応援することにしました。
企画部というと、逆に難しいのでは?と私などは思ってしまうのですが(汗)
彼のやる気と、今の営業部署は合わないということで特に何も言っていません。彼が思う行動が正しいと考えています。
模索してみて、「今の職場内でどうにかしたい」と思う感覚も大事ですから。上の人たちで決められることなので、これで企画部に行けなければ離職するそうですが応援しています。
40代転職ブログを書いていてなんですが、何でも転職しないといけない訳でも無く。
職場が好きなら部署異動で穏便に済ませるのもありではないでしょうか。部署が変わっても、知り合いがいるのは強みですからね。
異動願いのデメリット
異動願いについて書いてきましたが、いくつかデメリットもあることを同僚の話を聞いて思ったので書いておきます。
異動できるまで待たなければいけない
面倒だなと思ったのは、とりあえず異動まで時間がかかってしまう可能性が高いということです。
いくら職場内でも「空き」が無ければ異動のしようがありません。そのためにも、早めに言わないと次の部署で働くまでに時間がかかるということです。
異動願いを出した彼も、一応話は通りそうではあるのですが、人員が欠ける3月まで待たなければダメという話にもなってるんですね。
早いとすぐにでも・・となるのでしょうが、希望すればどこでも働けるほど余裕のある会社が少ないのが現実にあります。ちなみに彼は待てるそうです。
会社によっては1年くらいでも平気で待たされると聞くので、まだ良心的ではありますが(汗)
「職場が好き」という思いが無いと難しい
また、異動を願い出るというのはネガティブな意味で周りに受け止められることもあります。
彼の場合は、「好きな職場内で働きたいから不向きな営業はやめたい」という話なので問題ありませんでした。実際に働いている周りの同僚も、好きで仕事をやってるんですよね。
これが仕事が嫌いでイヤイヤ働いている人たちの集まりだと、「ウチの部署から逃げ出すなんて・・」みたいなやっかみ嫉妬を買うことになるかもしれません。
「人間関係があくまで良好」と前提があるなら良いのですが、こういう「職場が好き」みたいな状況でないと実際はしんどいところもあります。
異動まで一緒に働くことを考えると、なかなか人間関係の問題はありますからねー。
苦手な仕事で苦しいなら部署異動。難しいなら転職。
今回の話をまとめると、部署異動を願い出てみると良い人は次のような方です。
- 苦手な仕事で厳しい状態なので、部署異動して頑張りたい
- 職場そのものは好きで、継続的に会社に通ってみたい
こういった感じです。良い会社には長くいるに越したことはないですからね。
逆にこれらに合致しない場合は、ふつうに転職した方が新しい環境で働けて気分もリフレッシュして始められるメリットがあります。
嫌な職場で部署異動しても、気持ちの面でリフレッシュできないとしんどさは引き継がれることになりますから。
会社が好きなら40代だろうと関係なく部署異動すればいいのです。
そして「いや・・そんなに好きじゃないから転職した方が早い」と思う方は求人サイトなどのチェックから始めるといいですよ。
悩んでいても変わらないことだけは事実です。部署異動の相談を会社にするか、もしくは求人チェックするかという具合にまずは行動に移しましょう。