仕事が辛いと思った時「この仕事よりは辛くない」と思える仕事の存在を知るとラクになります。
- 仕事が辛い
- 若い頃はもっと気楽に仕事ができたのに
40代にもなると、職場では中堅どころとなり今までになかった辛い思いをする機会も増えますよね。私は転職組なので世間的に言われるほどツラいことは少ないのですが・・。
それでも、仕事で辛くなる時はあります。
そんなサラリーマンに観て頂きたいと思う映画があります。ツタヤでレンタルしていたので借りてきました。それが「休暇」という映画。
この映画を観ていると、今辛いと思っている仕事がそんなに大したことではないと思えたので。紹介してみます。
死刑囚が死刑執行されるまでの物語
小林薫主演で、彼は刑務官をやっています。死刑執行に携わることになるのですが、死刑に立ち会うことの難しさを描いているんですね。
彼は死刑囚が首を吊った後に暴れないよう支える役目を任されます。(劇中では「支え役」と呼ばれています)
この役目をやった人は、メンタル的に辛い思いをするので1週間の休暇が貰えるという規則があるそうです。
死刑の場でも、特にハードな局面だからという意味でしょう。彼はこの1週間を休暇にするんですね。
かなり特殊な仕事ですが、世の中になければいけない仕事の1つとして観ると「こんな仕事があるのか」という目で見入ってしまいました。
もっと機械的に死刑執行が行われていると思いきや、意外と人間がかかわっていることに驚かれると思います。
日常にまで影響をする死刑執行の舞台
小林薫は、仕事と割り切ることができない点も描かれています。人間ですから、ふつうはキツイはずなので当然ですが(汗)
ちょうど結婚式を控えている大事な時期でもありながら、それでも仕事をしなければいけません。志願してやるのですが、新婚旅行のために休みを取りに行った形です。
私も、仕事で疲れて日常にストレスが影響を及ぼすことはあるのですが、さすがに刑務官のようなレベルではないな・・と深く思いました。
あー・・ここまでハードなことは無いなと。
死刑執行には若い刑務官はおらず、ベテランの人たちが立ち会っています。中年層の仕事として、なかなか厳しい現状が描かれていて印象に残りましたね。
若手にやらせるのではなく、40代より上の世代の人たちで淡々とこなしていく。この作業的なところにも、仕事の辛さは潜んでいると映りました。
観終えた後は「仕事が辛いと言ってもここまで苦しい仕事じゃないし」と変に私の仕事と比べてしまいましたね。
実際、仕事が辛い時の対策ではないですが比較すると驚くほど楽に感じます。
「仕事がしんどい」とか「職務は辛い物」と考えている方ほど、見て頂くといいのではないでしょうか。メンタルに来るので、苦手な人はだめですが。。
そこまでグロい感じでも無いので、社会派の作品として紹介させて頂いた次第です。
もしこの映画を観ても、刑務官の仕事の方がラクだと思えたら逆に転職した方が良いサインだとも思います。それだけメンタルを酷使しているので・・。
私も活用して転職していますが、DODA評判を書いています。ぜひ病むほど仕事が辛いなら、転職も1つの選択肢に入れつつ考えることをオススメします。