「ど根性ガエル」の作者の娘さんが書いた、「ど根性ガエルの娘」という作品が心に響いたので感想を書いてみます。
仕事を失い、再起をかけることの苦しみが伝わる作品なのでオススメしたいですね。40代の転職を支える温かいお話。
絶頂からのスランプは誰もが経験する
ど根性ガエルの生みの親・吉沢氏はまさに天国と地獄を味わったオッサンでした。
私もアニメでよく見ていたのを覚えていますが、この作品の生みの親が、まさかこんなことになるとは・・という話。
私は大ヒット作を世に出すような事こそない男ですが、順風満帆に会社員として働いてきました。そんな私でも40代で倒産リストラ。
漫画家ではありませんが、やはり仕事を失ったことで不安はありましたし荒れもします。
吉沢氏は、妻に手を上げる・ギャンブルに走る・失踪するなど問題を抱えたとあります。
人間、追い込まれるとどうなるのかが分かりますね。私も、仕事を転々とする中で追い込まれてはいました。
これは誰もが経験するところで、程度の問題。良い時もあれば、悪い時もあるけど力強く生きる根性が描かれています。
私も40代という時期に、仕事が見つからなければどうするのだろうかと・・。妻と子を路頭に迷わせる不安が激しかったので、思い出してしまいました。
吉沢氏は妻に働いてもらっていたようで、支えてくれる奥さんだったことが幸いしています。
ウチは・・鬼嫁なので応援はしてくれはしましたが、稼ぎは私でしたね(苦笑)
転職して頑張るオヤジ
清掃員に吉沢氏は転職もします。トイレ掃除など、時には詰まった物を取り出すことも・・。先輩清掃員は、嫌な顔せずに手を入れて取るんですけどね。
この姿に感化され、吉沢氏も同じように仕事をこなすという場面。漫画家として世に大ヒット作を世に放った男が、なりふり構わず頑張る。
再起をかけてチャレンジする姿勢が、読んでいて心を打ちました。「あれは嫌、これは嫌」というのは誰もが持つんですが、大ヒット作家がこうなるのかと。
人間、一からのやり直しも全く問題なくできるんだなという場面です。
私も同じように清掃員として、トイレに手を突っ込めるかというと少し考えてしまいました。
ダメ親父みたいな描かれ方でスタートしましたが、トップ作家になっただけのガッツはあるんですよ。
男が一からの出直しを成し遂げる姿はカッコいい
この漫画のいいところは、再出発をかけた男性の代わり映えが見れるところです。
普通、ど根性ガエルの作者を経験すると、なかなか一般的な仕事はできないと思うんですね。
過去の成功体験に囚われ、収入や仕事内容で「俺がこんなことになるなんて」となっちゃいそう。
しかし、一からでもやり直しはできるし何より男性の生き様としてカッコいいんじゃないかと思ったので紹介してみました。
一時的に家族を捨てたことは目をつぶりますが(苦笑)ダメな部分もさらけ出し、それを乗り越えることに意味がある。そんな作品です。
私自身40代から再就職、転職を繰り返したので年下の男性からとやかく言われることもありました。ただ、そういう時も何とか凌いだからこそ今があると思えます。
年齢的に無理かと思った時でも、吉沢氏のような頑張りが出来る人はいくらでも復帰できる。そう伝えたいですね。
40代というだけで諦めるにはまだ早い。人生観を教えてくれますよ。
私も40代向け転職に気合が入る記事を書いていきますので、ぜひ漫画を読んでガッツを貰うことをオススメしたいです。
ひとつ勢いをつけるために、アドバイザーに協力を仰ぐのも手。ぜひ頑張ってください。