「40代からハローワークを利用するなら強みが必要」という話をします。ちょうど3月ですし、転職活動にハローワークを利用されている方も増えていますよね。
私も営業の仕事をしているせいか、取引先の担当さんなどから「今月で辞めるので」と聞かされることも。その際に「ハローワークで求職している」など耳にしています。
そんなハロワ転職事情ですが、私自身も40代の初めに倒産リストラを受けて利用したんですね。以前も書いていますが結果は散々(苦笑)10回くらい落ちました・・。
今にして思えば反省してるんですが、40代でのハローワーク利用についてはコツがあるんだという事を知っておいて欲しいです。
40代ハローワーク利用者は「強み」を持っておく必要がある
ハローワークの利用はとても便利です。全国どこでも近場で仕事が探せますし、地域に根付いたネットワークは間違いがありません。
ただし、便利だからと言って利用しても求職者に「強み」がないと私のように10回ほど不採用をくらって落ち込むことにもなりかねません。
私の場合は、スーパーなどで働いてきた身ではありますが何かこれといって特技や資格を活かして働いていたわけでもないんですね。
若い頃からいくつか職を転々とした結果にスーパーで働いていたので、資格なども持っていなかったんです。その結果、周りの人よりも一歩遅れた姿勢で就活することになっていました。
- 20代や30代に比べれば若いとは言えない
- 「これから育てる」にも40代という年齢がネック
という具合に、ハローワークでは若者と同じ求人を争うという不利も感じながら利用していました。
40代くらいだと、それなりの肩書を過去に持っていないと少し厳しいと感じたわけです。
ハローワークから転職できた40代はこんな人
実際、私はハローワーク転職に失敗しましたが上手くハロワを活かした人もいます。
次のような方は、私も取引先で知り合って話を聞いたのでハロワ採用の見込みがあると見ています。
マネジメント経験者
人を動かすポジションで働いていた方は、スムーズに転職を決められる傾向にあります。私と飲み会で話す際に、ハローワークから普通に転職したと聞いた時は思わず納得。
自分が下で働くのではなく、上の立場で働いてきたという経験が買われるというのはよく分かります。私の場合は平社員みたいなものだったので、どうしても経験で不利だったなと。
強みになるといっても、全く経験がないのにマネジメントをしていたというウソもつくのは危ないですからね。後になって困るので、ウソには気を付けましょう。
前職の勤続年数が長い
初就職から転職まで、ずっと同じところで働いていたという人も強いですね。仕事を根気強く続ける意思があることや、同時に会社への忠誠心が見て取れるという話。
私の場合は、20代の頃にバイトなどふらふらしている時期があったので難しかったのかも(汗)30代はスーパーに一筋だったんですが、強みの面で負けていたようです。
勤続年数がしっかりあると「苦労したんだな」と認められやすかったりと便利なので、履歴書などで書くときは出来るだけ長く書きましょう。
実務経験が証明できる
広告業で生計を立てて来られた方など、「こういうPR活動をしてきた」と自作の広告を見せられるので便利です。広告でなくてもスマホアプリや、商品でもいいんですけどね。
実務があったことを証明するいちばんインパクトのあるものは、やはり何をやっていたのかを見せること。私はそれが無かったのも痛い・・。
やや専門職の強い人たちなので、こういった方々はどこの求人サービスを使っても上手くいはず。若手に紛れて戦うハロワでも不利はないですよ。
「強み」を持てない人は、どうやって就活すればいい?
ここまで「強みありきで転職活動をするとハローワークでも不利にならない」と書いてきました。では、強みが全くない人はどうすればいいのか。
それは、私も通った道ですが転職サイトでアドバイザーを頼る方法です。
実際に強みが無くても、アドバイザーさんと相談することで「○○をアピールできる経歴ですよね?ぜひ押していきましょう」といった戦略を作ってくれます。
私が未経験で営業職に行けたのも、まさにこういった転職アドバイスを親身にやってもらえたから。特に40代も中盤になって、いよいよピンチの時に助けられたのは幸いでした。
さすがに20代30代の若い世代と、同じ席を争って奪えるかというと自信がなかったのですが・・。
若者と違う視点で企業にアピールする方法や、アドバイザーさんから強く推薦してもらえたことが大きかったですね。
もし現段階で、ハローワークから成果を出せていないなら転職サイトでコンサルを受けてみるといいですよ。履歴書などの書き方から、面接まで教えてもらえます。
就職しないと時間だけが過ぎて行く40代であるいま、出来る限りスピーディーな解決をおすすめします。ちなみに私はDODAを利用しています。
求人数は多く、そのまま応募しても良いですしコンサルタントさんに頼ることも出来る便利なサイトなのでチェックするだけでも違った結果になりますよ。