先月末から営業部の引継ぎと、人事部への異動でドタバタしています。仕事を覚え始めたばかりですが、すでに面接の席にも同席したりと人事部っぽい仕事も経験中。
まさか私が、「面接官」として求職者の前に出て行く日が来るなんて・・。転職に苦労して、面接官の顔色を窺っていた頃が懐かしいです。(40歳でリストラ退職)
そこで今回は、「面接官が求職者のどこを見るのか」について書いてみたいと思いました。まだ私自身も、面接の場にいる程度で採用に対してあれこれ言える立場ではないんですが。
少なくとも面接の場で、どういう点に気を付けるべきかはアドバイスできるのでまとめてみます。
面接官になって分かった!採用担当者はここを見ている
ちなみに、私個人で面接するのではなくメインで担当している上司と一緒に行いました。忙しい時など、上司がいない時は代わりの人間が担当する事もあるので勉強の意味で同席です。
場所によると思いますが、私の会社の面接ですと2名の面接官が同席します。
メインで質問する上司、そして記録係的なポジションにいる私。これは企業によって3名だったりもう少しいたりしますが、私の実体験なのでここでは2名で書いていきますね。
第一印象
上司から「第一印象はしっかり確認しておけ」と言われましたが、まさに初対面の印象は大きいです。
雰囲気や声のトーン、個々人によって違うと思いますが癖なんかもあるでしょう。最初から見抜くのは難しいので何とも言えませんが、私の面接官としてのチェックはここに始まりました。
人間ですから、長く付き合ってみないと分からない事もあるんですけどね。それでも最初のフィーリングを含めて、おおよその感覚は大人ですから分かります。
服装がヨレヨレだったら、確率的にはだらしない人である可能性が高いとか。そういう感覚は、面接を受ける側も想像していただくと分かるのではないでしょうか。
自分を客観視するのは難しいですが、自分がもし人に見られているとして「印象はどのように映っているか」を常に気を付けて頂ければと思います。
言葉遣い
難しい言葉は使わなくていいのですが、面接官に対してわかりやすく丁寧な物言いを心がけて下さい。今回面接した方は、ちょっと言葉遣いに疑問がありまして。
ですます口調は面接において当たり前だと思われがちですが、意外とそう上手く行かない事もあるんですね。
言葉尻で自信がなくなって「~かと。(思います)←これが小声」みたいな感じになっていました。
言葉遣いで頑張ろうとされているのは分かりましたが、聞こえなくなったら印象もちょっと悪いですからね。
ハキハキと大きな声で、しっかり通すというのは必要な条件です。30代後半の男性でしたが、「釣りとかやってるので」みたいな話し方もあったので気を付けた方が良いのかなと。
私はこれくらいなら雇えばいいのにと思ったのですが、上司から見ると先輩に対する口のきき方で問題になる人がいるからと不採用に。言葉遣いは大事です。
目線
面接官との目線は適度に合わせておきましょう。さすがにガン見するのはしんどいですが、例えば今回の私たちのように2名の面接官がいたとします。
話をする時は、質問してきた面接官を中心に目を見て話をするよう心がけるといいです。実際目を見て話されると、真剣みが伝わってくるんですね。
二人以上いる場合は、目が泳ぎ過ぎない程度に全員にチラチラ目配せするくらいがちょうどいいです。
面接なんて初めてする私は、逆に目をそらしてしまうほどでした。それくらい、目線がしっかりしていると本気とかやる気が見えます。
「大した面接官じゃないぞ」と見抜くくらいの気持ちで、目線を合わせながら時には逸らしながら話してみると良いですよ。
第一印象を上手く作れたら採用される
今回、私が担当した求職者の方は述べた3つのポイントを抑えられてないところもありました。上司曰く、「第一印象・言葉使い・目線が良かったらまずは採用する」との事。
面接といっても、人間の中身が全部見えるわけでは無いので常識の範囲が出来ていれば採用になるところは他の会社でも同じだと思います。
私の職場は、ブログでも書いている通り中途採用の人も多いですからね。経歴書から読み取れる部分よりも、第一印象が重視されている会社とも言えますから。
すでに4月ですが、もしこれから面接に行かれる予定があるならぜひ今回挙げた3つのポイントを意識されてみて下さい。
慣れて自分の物に出来たら、40代であろうと採用率は一気に上昇するはず。また私も仕事の中で分かる事があったらお伝えします。
人事部は書類関係を作る事も多いので、慣れるまで時間がかかりそうですが・・。お互いに頑張りましょう!