転職活動に疲れている方を見ていると、全く息抜きできていない事に気づきます。人事部に異動していくつか面接に立ち会いましたが、皆さん疲れてるんですね。
面接室に入ってくるなり顔色が悪く覇気がなかったり、声のトーンがやたら落ちて受け答えする状態に無かったり。
こういった方々に、もう一人の先輩面接官が「最近ゆっくりされたことを教えて下さい」と聞いたりするんですよ。
すると返ってくる答えが、「就活が終わったらゆっくりしようと思います」みたいな感じだったり。そう考えると、疲れを取るということを忘れている人は多いと思うんですね。
疲れを取る事を忘れていると、どんどん転職活動にも悪影響が出るという事実を述べてみます。GWが明けて、これから新しく仕事を探される方は参考にどうぞ。
就活の合間で疲れを取らないとデメリットが発生する
先ほど疲れを取らない事で顔色が悪くなる事や、声のトーンが落ちて面接できる状態になくなるという話をしました。
こういったデメリットを踏まえて書いてみるので、「就活だから」と言って頑張り過ぎている方は見つめ直してくださいませ。
「疲れている人」を見てもポジティブな印象を受けない
これは私も面接をしているので分かるのですが、「疲れている人」というのはすぐわかります。
見た目はもちろん、しゃべり方も何度も聞かれたような質問に対して答えるという感じ。嫌というほど、志望動機などは聞かれたでしょうからね・・(汗)
ただ疲れた状態で面接をしているので、どこか前向きな印象も出せず「やる気が無さそう」とか「一緒にいると疲れそう」というネガティブな事をイメージさせられます。
一緒に働くならポジティブな印象を受けられる人が良いですし、出来るなら万全の状態の志望者と面接したいのが企業の思惑。
求職中の方も、企業の担当者が万全の時に面接してもらった方が気分よく話せると思うんですよね。
そういう意味で、疲れは就活の敵と言えます。
疲れの影響から転職活動が「作業化」してしまう
また疲れが溜まった状態で転職活動を続けても、「また同じやり取りを始めるのか」という気持ちが湧いてきます。
私もでしたが、不採用になったら別の会社に応募して面接を受けさせてもらう事になります。そうなった時、人間ですから振出しに戻る感覚を受けるんですね。
転職活動と言っても、履歴書と職務経歴書を持参して、求人をチェックするのがメイン。確かに全く別の会社を受けるので新しいところを探しますが行動は一緒なんです。
この一連の流れが作業化していくと、疲れが溜まった人ほどしんどくなります。作業は好きな事じゃないと特にしんどいですから(汗)
私の場合は、経歴書などの作成を手書きすることが面倒でついつい雑に書くこともありました。
そうやって、疲れが溜まり上手く行くはずの就活もマイナスになるということです。
就活に役立つ経歴書作成のコツ
疲れが蓄積される事を、当事者は気づけない
疲れが溜まる事で悪影響が出る事は分かると思うのですが、最大の問題は「自分では気づけない」という事です。
実際、面接をしていて疲れが抜けてない人は見てわかるんですよ。しかし、当事者は気づいていないので疲れてボロボロの状態でやってくるわけです。
仕事を見つけないと気持ち的に焦りが出るのでわかるんですけどね。
私も40代で転職を繰り返したので、疲れがどうこう言ってられない状態は事実としてありました。
ただ自分が疲れていることを把握できてないと、結果的に述べてきたような企業側に印象を悪く持たせる結果にも繋がります。
疲れが取れていない状況というのは、何気ない時に分かるものです。
私も面接担当に入るようになってから気づいた事。転職活動していた当時の自分では気づけませんでした。
この事実を考えると、思っている以上に疲れは取った方が良いと言えます。不採用が続いている・・だからといって疲れが出ている状態を見せるのはマイナスだと思って下さい。
疲れを取る方法は、息抜きを義務的に行う事
「疲れを見せるな」と言われても、仕事が見つからず転職活動していると焦りがでますよね。だから休む気持ちになれないのも仕方ありません。
そういう時には、自分で息抜きを義務化する事をおすすめします。
- 3社面接を受けたら、温泉に行って1日オフにする
- 不採用が3社続いたら、ちょっと美味しいスイーツを食べる
などなど・・。何でもいいんですけどね。「疲れている自分を労わる」という行動を義務化してしまうんです。
私は40代で何度か転職活動していますが、当時はこういった疲れを取る事をやっていませんでした。結果的に、受かるはずだった面接も落としていたようにも思います。
たった少しのリフレッシュをしておくだけで、面接官に与える影響が良くなるのであればやらない手はありません。
就活に追い込まれて不安定になっている人より、少し息抜きして余裕を見せるくらいの人の方が色んな意味で採用したくなりますから。
義務的に休むというのも、転職活動を乗り越えるコツです。
「自分でやらなくていい就活」はコンサルに丸投げして休む
また全部ひとりでやろうとしなくても、転職活動は可能です。おそらく疲れが酷い人は、転職活動のすべてを背負っているはず。
・履歴書、職務経歴書を作成する
・求人を探して自分で問い合わせをしている
・面接の練習など独学で行っている
・企業情報を調べる
いくらでもあるんですが、就活は同じ作業の繰り返しでもやる事は多いんですね。こういった中で、自分でやらなくてもいい事は他人に丸投げするのも手。
例えば私も使った転職エージェントDODAなどであれば、コンサルタントの方がいるので面倒なことは丸投げできるんですね。
すると、一気に自分でやっていた作業が軽くなります。
・履歴書、職務経歴書で分からない事を教えてもらえる
・希望を伝えれば受かりやすい求人をピックアップしてもらえる
・面接練習を含めた採用に至るまでのサポートが充実
・先方企業に足を運んだ担当者から情報を得やすい
こういった流れに乗る事ができます。
一人でやって疲れが溜まっていた部分のいくらかは、こうやってコンサルタントに丸投げしてしまえば気楽に就活できるんですよ。
私が40代で上手く転職活動を乗り切れたのも、こういったサポートを受けたことがあったからとも言えます。
一人でやろうとすると、必ず疲れは蓄積されていきます。
ただし抜けるところは今回お伝えしたように抜いて、少しでも負担を減らす就活を行うようオススメして終わります。
おすすめエージェントなら私も使ったDODAがあります。よろしければ使ってみて下さい。