40代で転職って大変そうだし。。今の会社で給料UPする方法はないか?
できれば転職なんてしたくないですよね。
年収UPを考える人は多いですが、もし今の会社で給料を上げる方法があるならそうしたいはず。
私も人事部に異動して働くようになって、こんなに給料を求めてくる人がいるのかというくらい話を聞いて来ました。給料交渉してる人って結構多いんですよ実際。
しかし、大半の方は「今の会社で年収を上げることはできない」と決めつけています。
なぜなら、会社から貰う給料は言われるがまま受け取るしかないと考えてしまうからです。
そうではなく、自分から年収を上げに行く方法があることを知るべきです。
そこで今回は、人事部で給料交渉などの話を実際に見聞きしている私が
今の会社で年収をどうすれば上げられるのか
このテーマについて解説してみたいと思います。できることなら転職せずに、何ができるのか考える指針にして頂ければと思います。40代なりの年収UP法は存在します。
今の会社で、年収を上げられている人のパターン。人事部から見る風景
今いる会社で年収を上げられる人のパターンをまとめてみます。人事の視点なので、ちょっと違った物事の捉え方が出来るようになりました。
会社で取り組んでいない新しい仕事を生み出せる
会社は仕事の価値に対してお金を支払います。そのため、今やっている仕事をそのままこなしているだけでは、給料も固定されたまま。
例えば、「やっておいて」と言われた作業をこなしているとすれば、その頼まれた作業に対して賃金が支払われるだけなのです。それをどれだけ頑張ろうと、せいぜい+αで少し増える程度。
そうではなく、会社が取り組んでいないような新しい仕事を生み出す必要があります。
私の会社は営業を中心に行っている会社なので、取り扱う商材や新しいサービスの提案などができる人はプロジェクトリーダーとして任されるようになります。
ルーティンを繰り返す仕事では難しいのですが、会社サイドに思い切って交渉を持ち掛け、仕事を大きく増やせる人は有利です。見合うだけの給料がもらいやすくなります。
上司を見ず、マーケットを見る市場分析を行える
ただし、会社内の空気や人間関係を見ていると何もできません。上司ですら、会社に言われた事をやっている可能性が高いからです。
そのため、マーケットを見る市場分析も必要になるんですね。「うちの会社は○○をやっているが、××の部分でも戦えるはず。だから△△も取り入れてはどうか」といった視点です。
私も営業部にいましたが、上から言われた事をこなしていただけだったので、人事部にくるまでわかりませんでした。新しいマーケット開拓を提案してくる人は強いです。
例えば、健康食品を扱っている会社なら、健康がテーマですからね。健康食品の他にも、売り込んでいける分野があります。
健康予防のために取り組める器具などの販売部門など、会社によってはどんどん立ち上げて手を広げたいと思っている経営者がほとんどですから。市場分析は必要ですよ。
年収交渉は特に気にせず行っている
年収交渉を恐れてしまうと、今いる会社での年収UPは望めなくなります。
出来る仕事がふえていたり、今後の見通しでやれる仕事が増えるなら交渉はしましょう。
自分で仕事を作っているような人は、そもそも会社からありがたがられている存在です。黙ってお金を受け取らないなんて損をするだけなので、遠慮せずに言うべきでしょう。
人事部にいると分かるのですが、「他の人には黙っているけど、とりあえず少し給料を上げてくれ」と要望してくる人も見ています。
これ、私も今までやってなかっただけで、こっそりやれば良かったと今さらながら思いますね(苦笑)
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環境的に年収アップが厳しいなら転職エージェントをこう使え
「そうは言っても、ウチの会社はそういう年収UPが期待できない仕事なんだ」
こういう声も聞こえてきます。確かに、私もスーパーなどで働いていた時期があったのでわかるのですが、そもそも環境的に年収アップできないこともあるんですね。
そのため、もし厳しいなら転職エージェントを活用するといい話をします。年収UPのための使い方なので、参考にしてみて下さい。
給料交渉を行いやすい業界・業種を狙う
給料UPが狙える業界や業種で働くことは考えた方がいいです。言われた仕事を淡々とこなして、そこから派生することがない業界はあまり伸びしろがありません。
私もマーケティングの企画や、営業マンをやったからこそ給料を上げやすい仕事の存在を知ったのも事実です。
スーパーなどだと、どうしても決められた枠の中でやることが増えますからね。
自分の決定権が関係する、企画や広告業界。また契約件数などで出来高が決まる金融や保険などの業界は、都度で交渉しやすいところがあります。
興味のある業界かどうかによって変わりますが、エージェントで相談すると分かりやすく説明も受けられるんですね。
40代からの転職なので、今いる分野の知識を活かしつつ考えるといいです。「あなたの能力なら、この業界で年収を上げられる」とズバッと言ってもらえますから。
高収入になりやすい大企業への乗り換え
どうせなら大企業への乗り換えも考える必要があります。40代から大企業へというと難しく考えがちですが、転職エージェントであれば普通に求人案件が出ています。
今やっている仕事によるのですが、結局は仕事もご縁なんですよね。
相性の良い仕事と出会ってしまえば、中小企業の経験しかなくても、採用される可能性は十分にあります。
私も大企業ではないにしろ、全く未経験のマーケティング企画会社に、倒産リストラされた後に入っているので。乗り換えってその時のご縁だなと思わされた次第です。
年収アップの条件は色々とありつつも、企業規模の話になると大企業は一定金額が保証されるのでメリットがあります。
【参考】給料アップが可能か、自信のない方は査定を受けるべし
人材価値として、給料アップができるのに、全く自分には関係ないと思っている人もいます。そういった方は、自分のスキルや能力、経歴を含めて給料アップが可能かの診断は受けるべきです。
プロ野球選手などでも、いくら活躍しても球団ごとに評価が違うのと同じ。今いるところで評価されているのか、市場価値を確認しないと給料アップも望めません。
しかし、転職エージェントであれば「あなたは、おおよそこれくらいの給料は取れる」という人材としての価値を教えてくれます。
もし会社に遠慮してしまうなら、こういったエージェントで社会的な価値を教えてもらい、その上で今の会社に交渉する道もあります。そのため選択肢は以下。
- 今の会社でとりあえず交渉してみる
- 転職エージェントで人材価値を査定してみる
こんな感じです。悩んでいても仕方がないので、今からできる行動としてはこの2通りになります。どちらでもいいので、まずは動いてみることを提案させて頂きます。
エージェントならDODAは私も使っており、とてもいい具合案を提示されるので、おすすめさせて頂きます。