「40代になっても平社員しか経験がない」という人が、職務経歴書をどのように書けば転職有利になるかをお話します。
シンプルに答えますが、平社員の経験しかないなら「徹底的に盛る」という意識を心がけて下さい。私自身、かなり職務経歴書には手こずった経験がありますが盛って乗り越えてきました。
たとえば私は、スーパー勤務時代に「チーフ経験」などをしていますが、大手のスーパーのような出世レースの中で勝ち取ったわけでは無いんですね。
小さな職場だったので、勤続年数が数年あるだけで自然昇格させられるような場所でした。それゆえに、平社員ではない物の世間的に言われる役職経験をしていなかったのです。誰でもなれる‥という感じ。
そういった中で、40歳から転職を始めるわけですから困りますよね。「意図的に就けた役職」にいたなら書くことも増えたのですが・・。「チーフでした」以外に書くことも無かったので(汗)
そこで使っていたのが、職務経歴書を少しでも良く見せるための「盛る」という書き方でした。妻からは、「良く見せすぎw」なんて言われましたが(苦笑)
平社員としての経験しかない方でも、十分にボリュームがつけられる書き方。それが「盛る」ということです。
平社員だと思わせない!デキる人材に見せる職務経歴書3つのポイント
読んだ瞬間に「ヒラ社員だな」とか私のような「名ばかり役職だな」と思わせないためのポイントがあります。
大きく分けて3つあるので、参考にしてみて下さい。盛りどころです。
① "主に任された仕事"を役職にする
どこの職場に行っても、平社員という肩書だけでラクが出来るわけではありませんよね。
私がまさにそのパターンで、平社員とほとんど変わらないのにチーフ的な役職に就くこともあります。給料も雀の涙ほどしか変わらないのに・・。
まだ雀の涙がつけばいい方ですが、平社員なのに理不尽に任されてしまう&押し付けられている仕事があるという方も多いはず。
その話こそ、盛るチャンスです。仮に、職場を最後に出て戸締りをする役割だったとしても役職に変えられます。たとえば、次のようにちょっと変えるだけ。
職場での最終チェックは、私が任されておりました。
社長からの絶対の信頼をいただいており、書類ファイルなどは職場で最後まで管理しておりました。
最後に職場を出ているだけなのに、それっぽく読ませれば問題ありません。私も同じように、少し盛った話を書いていました。
40代なので、それなりに任される立場をアピールすることが重要だからです。年相応に、何かを任されていたことは嫌でも書いた方が良いのは経験から言えます。
② 職場内での「じぶんだけのポジション」の大変さを語る
また、平社員ではアピール材料に乏しいことも、役職になるとアピールしやすくなります。
先ほどの例を出すなら、職場を最後に出るだけなのに書き方ひとつで大変さを語れます。
重要なファイルや書類にミスが無いかをチェックする作業は、神経を使うと同時に責務を感じる場面でもありました。
じぶんがいなければ、会社機密を守れないという精神的なプレッシャーも跳ね除け頑張れました。
これもウソでは無いし、どちらかというと本当の話です。ただオーバーな表現になっているだけで(笑) 実際、じぶんだけの視点でしか言えない話は仕事には多くあります。
ポジショントークとなって自慢のように聞こえるといけませんが、これくらいなら責任ある人材として頑張っていると映ります。
私もこのような書き方に変えてからは、面接官からの印象もアップしたと感じています。
③ 職場で任されたことを、○○人の中から選ばれたと設定する
だらだらと書いていては、企業側から「本当にアナタでなければ出来ない仕事なの?」と思われることもあります。そのため、私はしっかりと数字を入れて書いてきました。
従業員は○○人いますが、その中から私が選ばれることになりました。
こう書くことで、具体的に選ばれて仕事をしていたことが伝わります。同時に、一定の人数と比較した時に「任せても問題ない人材」である印象を与えられます。(関連:職務経歴で採用後をイメージさせるテクニック)
文章術みたいなものですが、こうやって面接官に印象よく見せられれば少しでも有利。
単純に「役職をやっていた」と書くより、具体的にじぶんが選ばれるまでのイメージを企業の担当者に想像させるコツは必須です。
今回は、「平社員からでも職務経歴書はグンと輝く内容に変わる」というお話をさせて頂きました。これは、私自身の考えと転職エージェントを通して教わったことでもあります。
エージェントによっては書き方のポイントも変わってきますが、相性のいいアドバイザーさんに当たるとより最適化された書き方で添削してくれるので活用してみるのも良し。
私はDODAで書類作成から面接まで指導を受けて、44歳で見事に就職を決めた経験者なのでオススメしています。職務経歴書の作成に行き詰った時には、ぜひ相談してみるといいですよ。
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