「妻(家族)に反対されて転職できない」と言われる嫁ブロックをどうやって対策するかを、3つの対処法でお伝えします。
私は44歳という年齢で営業職に転職しました。40代に入ってから転職が続いたため、妻からの信頼は無くなっていた状況。とてもツラかったのを覚えています。
44歳の段階で仕事を辞めていたので、無職としてもかなり焦ったもの。世の女性の立場なら「仕事なら何でもいいから就職して」となるところでしょうが、ウチの妻は違いました・・。
営業を熱望していた私に「ノルマなどが影響して不安定になるのは困るから、ハッキリとした固定給のある仕事をして」と言われるわけです。嫁ブロックといわれる中でも、職種指定ブロックをされたわけです。
私としては、不安定でも関心のある営業をやってみたいわけです。ここから、どうやって妻の反対を押し切ったのか。「横綱ばりに押し切る3つの方法」でまとめてみます。
① 嫁ブロック最大の攻略は、「結果」が出た段階で伝えることである
まず1つ目は、さっさと就職してしまうことが重要だと考えています。嫁ブロックにあった私ですが、思い返せば次のようなことをしていました。
「就労先を見つけた際に、妻に相談している」
たったこれだけ?と思われるかもしれませんが、嫁ブロックの元凶は相談していることだと思うのです。もちろん、最低限の夫婦の意思疎通は必要ですが。
私共の夫婦は、転職などの状況を問わず日常的に会話する仲です。そのため、40代就活という極めて大変な時期でもコミュニケーションの一環で話し合いをしていました。
聞こえ良く言うなら、何ごとも一緒に決めている仲良し夫婦なのですが・・。
しかし、「仕事が決まらない夫」を見ている妻というのは精神的にしんどくなるものだと今は思います。私も余裕の無さから、妻を頼ったところもありますので。
その結果、私は営業職に就職してから事後報告という形で伝えました。ある程度、「こういう仕事がしたい」とは伝えていましたが逐一報告はやめたのです。
これにより、妻も私の行動をそこまで気にすることも無くなっていました。事後報告で極端に怒られることも無く、心配していた営業も「決まったなら頑張って」という姿勢で迎えてくれましたね笑い
夫婦仲が良いのは問題ありませんが、「距離が近いと不安を共有してしまう」のでおすすめできないということです。
② 条件面で良いところを伝えて、微妙なところはあまり伝えない
また、就職を隠そうと隠さなかろうと、妻には条件面で良いところだけを伝えてきました。就職先に完璧な場所などは無いわけですから、メリット・デメリットが介在するのは仕方がありません。
例えば、求人を見て妻に伝える際に「給料面が良くても少し遠方になる」というケースは伝えにくい。でも、ここでは給料が良くなることだけ伝えてしまうわけです。
これも、仕事が決まってしまえば多少遠方でも「給料も良いし仕方がないか」と納得してくれます。あまり距離があると、「往復の時間だけ家の手伝いをしてもらう時間が減る」など言われかねないですから(汗)
古い考えかもしれませんが、女性は男性が決断したことには必ずついて来てくれます。そのため、不安定なことを言ってしまえば混乱しますし、堂々と言い切れば問題は起こりません。
夫婦であろうと、相手を心配させないという意味で条件のいいことだけ伝える。これを意識していくと、だいぶ嫁ブロックに遭っている40代の方がラクになるはずです。
③ 転職することによって、妻や子供の生活に影響が出ないようにする
また、転職によって家族の生活が変わらないように配慮しました。
私の離職が決まったころ、妻は「新しい職場によっては引っ越さないといけない場所だと心配」ということを漏らしていたんですね。40代ですから、近場で仕事が決まらないことを恐れたようです。
私自身も、できれば子供の友達事情を考えると「引っ越さないといけない距離の就職」は避けたかった。そのため、条件が良くても「引っ越し前提となる職場」は断ち切ってきました。
家族がいなければ自由だとは思いますが、家庭を持った以上は最低限の責任を感じてしまいますよね。その際に、「家族をいちばんに考えている」という趣旨のことを素直に伝えておくべきです。
私は、「引っ越しだけは絶対にない範囲で仕事を決めるよ」と無職真っ只中でも言い続けていました。
本当に就職が決まらなかったら・・というプレッシャーもありましたが、この言葉で家族は安心しますので。不安かもしれませんが、言い切ることで安心を与えられるなら伝えるべきだと感じています。
妻を納得させにくい状況なら、転職エージェントを活用すべき
また、どうしても妻を納得させられないなら「転職エージェント」を活用した就活をおすすめします。なぜなら、転職エージェントでの就活は仮に仕事がすぐに決まらなくても実のある話を持ち帰ることができるから。
仕事についてアドバイザーさんのコンサルを受ければ、どのような仕事をじぶんに割り振ってもらえるのかが分かります。
同時に、勧められた仕事について家に持ち帰って「こんなに応募できるところがある」と余裕を見せられるんですね。私が過去に、DODAにお世話になった時も数社を提示されています。(参照:私のDODA口コミ)
求人サイトとの違いは、こういった第三者の推薦が直に貰えてしまうこと。これは、DODAを使ったころに、妻に伝える中で好評だったことから言えることです。
女性に取って「私の夫は大丈夫」ということがエージェントからの評価で可視化されることが大きいわけです。これが「実のある就活の話」となり、不安定さが薄らぐとても効果的な作戦となりました。
仕事は勝手に決めて、「これに決まったぞ」と言えれば最高ですが、それが出来ない時にはぜひ転職エージェントでの就活をオススメします。
妻の反対を、横綱ばりに押し切って転職することは誰にでも出来るというメッセージになれば幸いです。